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私を癒したクラシック音楽CD 2024年ベスト5

こんにちは。
ヒーラー・占星術師・美容整体師・女のしあわせ研究家、珠艶です。

2024年ももうあと少しとなりました。
今年も珠艶のブログを読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

今回は皆さまへの年末のご挨拶の代わりに
かなりプライベートなテーマではありますが
クラシック音楽好きな私が
今年特に聴きまくった音楽CD5選をご紹介したいと思います。

私にとって2024年は事あるごとに音楽に癒され、救われた一年でもありました。

選出は全くをもって私個人の好みですが
「クラシックに興味があるけど、どれがいいのか…」
と思う方の一つの参考になれば幸いです。

モーツァルト作曲 ピアノ協奏曲  第17番&第21番
ピアノ&指揮 マウリツィオ・ポリーニ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

天上の音楽のように美しい、波動高きモーツアルト。歴史に残る巨匠の名演

今年3月に82歳で亡くなった世界的ピアニストの巨匠、マウリツィオ・ポリーニ。彼の演奏を少女時代から聴いて来た私にとってとても大きなことでした。ポリーニは1960年当時最年少(18歳)でショパンコンクールに優勝、審査委員長だった巨匠ルビンシュタインに「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾ける者がいるだろうか」と絶賛されたことはあまりに有名。しかしその後、賞賛に奢ることなく8年に及ぶ学びと研鑽を経たのちに世界デビューを果たし、磨き上げられた技術と特出した集中力、深い洞察、作曲家へのリスペクトから生まれる完璧な演奏は「ミスター・パーフェクト」と呼ばれ、世界のクラシックファンを魅了し続けました。そんなポリーニが残した録音は主にショパンとベートーヴェンが有名ですが、実はモーツアルトこそ彼の本領発揮ではないかと思える一枚がこのアルバム。

モーツアルト生誕250年を記念して録音されたピアノ協奏曲は、ポリーニがピアノと指揮を同時進行で演奏したライブ盤。 音の美しさは勿論のこと、驚くほど軽やかで清涼感に満ち「天上の音楽」を思わせます。実際に頭のチャクラが整うので我が家では家は勿論のこと、車の中でも事あるごとに拝聴しています。特に有名な21番の第二楽章は涙が出るほど美しく、様々なピアニトの演奏の中でも最高峰でしょう。人の世界に疲れた時、心を浄化したい時にもお勧め。「こんな素晴らしい演奏に出逢えて幸せ」と思える神CDです。

ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第2番&第3番
ピアノ カティア・ブニアティシヴィリ
指揮 パーヴォ・ヤルヴィ
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

圧巻の超絶技巧!大雪原にトリップ出来る極上のラフマニノフ・アルバム

冬になるとラフマニノフを聴きたくなる。何故なら冬の寒さを美しくロマンティックにしてくれるから…ということで、イチオシのラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲をご紹介。特に第2番はフィギア・スケートでも使われた曲なので(浅田真央さんのフリー曲に使われました)お好きな方や耳にしたことのある方も多いでしょう。

カティア・ブニアティシヴィリは私が今、最も注目する若手ピアニスト(現在37歳)。東欧のジョージア(グルジア)出身の彼女はポリーニ、アルゲリッチ以来の天才といわれ、目を見張るような超絶技巧の持ち主です。魅力的な容姿の上独自の感性と哲学を持ち、メディアから発言をも注目される新時代を代表するアーティストの一人。難曲をパワフルかつハイスピードで弾きこなすだけでなく、その技術は非常に緻密で正確。極めて繊細で感受性豊かな面もあり、ダイナミックレンジが果てしなく広い。中身のぎっしり詰まった演奏を聴かせてくれます。彼女はラン・ランやユジャ・ワンと並び現代の三大超絶技巧と言えるのではないでしょうか。

このラフマニノフ・アルバムは、エストニア出身の指揮者パーヴォ・ヤルヴィ&東欧の名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と組んだ東欧チームのセッション。ピアノとオーケストラの一体感が素晴らしく、民族色豊かな仕上がりになっています。冒頭から目の前に真白き大雪原が広がり、時にドラマティックに時に切なくハート・チャクラにガンガン響く。

有名な第2番も素晴らしいですが、特に第3番が素晴らしい。第1楽章、冒頭から見渡す限りの銀世界をけな気に走る犬ぞりが浮かびます。そこに激しい吹雪が…そして無残にもそりの倒壊!それでも何とか立て直し前を向きまた走る、美しくも厳しい北の大自然の営み。そして第3楽章、時を経て鉄道の時代に。どんなに凍える吹雪が来ても、人々を乗せ力強く走るシベリア鉄道のイメージ。胸アツになるフィナーレは本当に圧巻です。これは私なりの解釈ですが、アルバムの表紙を見る限りあながち間違っていないかも。ピアニストにとって技術的難度の高い曲ですが、その難しさを感じさせることなく、聴く者を世界にどっぷりと浸らせてくれる極上のラフマニノフ・アルバムです。

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フランク作曲 ヴァイオリン・ソナタイ長調 他
ヴァイオリン ルノー・カプソン
ピアノ カティア・ブニアティシヴィリ

最高にエモい♡
甘美なヴァイオリンとエキサイティングなピアノのスーパーセッション

フランクのヴァイオリン・ソナタは昔から好きな曲の一つ。でもこのアルバムを聴いた瞬間「こんなにエモい演奏は初めて!」と思ってしまったほど。フランスのヴァイオリニスト、カプソンの音色はとろけるように甘美な美音。ブニアティシヴィリのピアノは所によりスリリングでエキサイティング。一見対照的な二人の音楽性が見事にマリアージュ、互いの魅力を引き出し合い、絶妙な甘辛ロマンの世界を作り出す。そのエモさはハート・チャクラをわしづかみにされ「もみもみ」されるレベルなので、疲れて固まったハートを動かしたい時など特にお勧め。同アルバムに収録されるグリークのヴァイオリン・ソナタ、ドヴォルザークの小品集もドラマチックで美しい仕上がり。私はよく、一人で家事をしながら繰り返し聴いています。

シベリウス作曲 交響曲第2番&第5番
指揮 クラウス・マケラ
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

心に響く北欧の大自然。若きマエストロが奏でる「鳥肌もの」のシベリウス

今、世界のクラシック界が全集中的に注目する若きマエストロでチェリストのクラウス・マケラ。フィンランド出身の彼は10代で指揮者デビューを果たし「数十年に一度の天才指揮者の登場」と評され成功をおさめました。その後は各地の一流オーケストラと共演の他、22歳でスウェーデン放送交響楽団の首席指揮者、24歳でノルウェーのオスロ・フィルハーモニーの首席指揮者に就任、28歳の現在はフランスを代表する名門パリ管弦楽団の首席指揮者を務め、2027年から世界三大オーケストラの一つ、オランダのコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者が10年契約で決まっています。これは若手の指揮者として本当に凄い経歴。そしてヨーロッパ屈指のオーケストラともなるとただ才能があるだけでは選ばれない。彼は人柄もリーダーとしての資質も素晴らしいのでしょう。

彼の音楽性はダイナミックさと血の通った人間みと温かみにあり、また北欧出身者らしく自然への畏敬に溢れています。(多分日本人好みの演奏でもあるかと)そして端正なビジュアル。指揮する姿も非常にカッコいい。大器晩成の世界において、若くしてカリスマとはいやはや凄い人が出てきた。これはもう推さずにはいられません。

そんなマケラが北欧で生まれ育った「血」で演奏するシベリウスはやはり素晴らしい。(シベリウス=フィンランドを代表する作曲家)ハート・チャクラがすこぶる活性化!少なくとも私は、ここまで生き生きとしたシベリウスを今まで聴いたことがありません。

例えば有名な交響曲第2番、冒頭から北欧の雄大な自然と空気に引きずり込まれます。季節は春、降り注ぐ陽の光に勢いよく芽吹く木々、新緑に萌える広大な森、残雪の山々に鳥や動物たちの声が響き、遥かにこだまする…そんな情景が生き生きと浮かぶ鳥肌ものの演奏です。録音も良く音質が優秀なので、CDであっても終始夢から覚めることなく大自然の上をドローンのように飛んでいる気分になれます。フィンランドもロシアに苦しめられた歴史が長く、それを思わせる重苦しい楽章もありますが、フィナーレの第4楽章は涙腺決壊間違いなしの、希望に満ち溢れた自然賛歌。地球は本当に美しい、こんな素晴らしいシベリウスに出逢えて幸せ。「あー北欧に行きたーい!」そう叫びたくなる感動のアルバムです。

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CLASSIC YOーYO
チェロ ヨー・ヨー・マ 他

ヨーさんのチェロと世界を旅する。
想像力をかきたてるオムニバス・アルバムの決定版

世界的チェリストの巨匠と言えば、まず彼が浮かぶといっていいほど楽壇の重鎮となったヨー・ヨー・マ。彼はクラシックは勿論、タンゴや映画音楽などの幅広いジャンルで成功を収めています。

そんなヨー・ヨー・マのチェロの魅力をふんだんに盛り込んだアルバムがこちら。アルバムは聴きやすい小品や大作の一部で構成されており、どの曲もヨー・ヨー・マならではのビロードのように艶のある美しい音色と深い感情表現が素晴らしく、共演者もすべて一流。クラシックファンでなくても魅力にハマること間違いなしの一枚です。

有名なバッハの曲から始まり、ピアソラ(タンゴ)、ガーシュウィン、オコーナー、その他クラシックの名曲などがちりばめられ、ある時はヨーロッパの古い教会、ある時はアルゼンチンの雰囲気ある酒場、ある時はニューヨークの街角、ある時は自然溢れる田園地帯や山岳地帯など、聴きながら世界各地をを旅するような気分になれます。私が特に魅力を感じるのはアルバム全体に共通する「エトランゼ(異邦人)感」。これはパリで生まれた台湾人ならではの視点、どこに行っても郷に溶け込み、反面客観的でどこか哀愁に満ちた感覚、これはヨーさんにしか表現できないかもしれません。そしてヨーさんの慈愛に満ちた「人間愛」を感じ、とても暖かな気持ちになれるアルバムです。

このアルバムも本当によく聴きました。家事をしながら心は世界旅行。実にお世話になったアルバムです。

2024年は長年敬愛するマウリツィオ・ポリーニが亡くなったきっかけもあり、再びクラシック愛に目覚めて多くのアルバムを聴きました。その結果、色々あっても音楽の力に救われて来たように思います。私にこの趣味を授けてくれた亡き父に心から感謝。

一流の芸術はまさに「奉仕」の領域。そこに触れた人のチャクラを活性化し、感性と人生を豊かにします。私にとっては本当になくてはならないもの。

来年は星の流れもそうですが、諸々大きく切り替わるような気がします。私も引き続きヒーリングやホロスコープ、ボディワークを通じ、更に円熟したセッションが出来るよう精進したいと思います。「レボルシオン」では新たな学びのプログラムもスタートさせますので、こうご期待。

皆様、2025年もどうぞよろしくお願いいたします!

珠艶の『 女のしあわせ研究室 』
ABOUT US
じゅえん
ヒーラー・占星術師・美容整体師、女のしあわせ研究家 珠艶(じゅえん)。 宮司の家系に生まれ、30代で整体師、40代でヒーラーとなる。 東日本大震災を期に、ヒーリングサロン「レボルシオン」を東京麻布十番から仙台に移転。羽黒山伏である夫と共に、クライアントを愛と光のある人生に導く。 長年に渡り「男女の愛」を研究、縁結びヒーリングを得意とし、全国から顧客が訪れる。 著書「女整体師が教える快感のスイッチ」他。